神戸・姫路リターン旅は続きます。
布引ハーブ園からロープウェイで降り、北野異人館街を巡っています。
魚の鱗のような壁が特徴のうろこの家を出て、次に向かったのは北野のシンボル的な館。
実はこの前に、パワースポットでも知られる「山手八番館」にも寄りたかったのですが、なんと平日は休館。
うぅーーん、、、またリベンジですね。
訪れたのは、風見鶏の館です。
塔上の風見鶏と赤レンガが象徴的なですね。
実際に見てみるとこの建物、結構大きいんです。
ドイツの貿易商だったゴットフリート・トーマスさんの旧邸で、室内も見事なドイツの伝統様式と、当時での新しい芸術を取り込む運動アールヌゥーボーの感じのある装飾が施されています。
そんな特徴だらけの館ですが、風見鶏を取って「風見鶏の館」と呼ばれるとは、、、誰がそう呼び始めたのでしょうか?
トーマスさんとこ!が、風見鶏のお家ね!になったんでしょうね。
周りのお土産店の窓にも、風見鶏が描かれていました。
この旧トーマス住宅ですが、実は異人館街の中で、レンガ造りの住宅で現在に残っているのはここだけ。
一度、解体修理を行なっているそうですが、それでもレンガの色もしっかりと残っていますし、内装も綺麗。
国指定の重要文化財に指定されています。
そして、こっそり今回の北野異人館街の中で、山手八番館に次いでぜひ行ってみたかったのが、次に訪れた英国館。
この地に住む外国人の皆さんを診療したイギリス人、フデセック医師の旧邸です。
館内は17世紀〜18世紀ごろの家具や調度品で装飾が。
そしてそれらを使って内部に再現されているのが、シャーロック・ホームズの部屋です。
シリーズ18作目「マスグレーヴ家の儀式」の描写に基づき再現されています。
なのでホームズのトレードマークであるマントと帽子をレンタルで借りて、記念撮影をすることも可能なのです。
私はしませんでしたが・・・前に入って行った子達がレンタルしていました。
しかしこれだけイギリスが詰まると、当時のイギリスはお金があったのでしょうねぇ。。。
あれもこれもギラギラ!
今現在で見るからこそ、豪華!って印象を持つのですが、当時はどうだったのでしょうね。
そんな「スゲェーな」と思いっぱなしで館内を巡っていると、いよいよ登場、ホームズとワトソン。
バイオリンが得意で、片付けが苦手なホームズらしさが満載。
そして私的には感動ポイントが。
作中の中で、ホームズが肘掛け椅子に座ったまま、自動拳銃で「VR」と壁に撃った痕まで再現されているではありませんか!!
結構多くの方が、素通りしていたのですが、個人的には非常に勿体無い!
ワトソンが常々、ホームズは異常だと指摘している理由の一つがこれです。
ちなみに「VR」はVictoria Regina ヴィクトリア女王の意味ですね。
非常な愛国家であることをここで表しているのだと思います。
細かいところまでホームズがいたり、庭園はイングリッシュガーデンとして整備。
ベイカーストリートを表現した一角もあり、ホームズの世界を堪能することができるの英国館でした。
実際に海外に住んでいたことがありますが、こんな異国情緒を感じられるとは、、、
まだまだ異人館街散策は続きます。