Lonely planet はナゼそこへ?
先日訪れた熊野古道が、別枠で紹介されています。
日本の古来の巡礼ルートといったニュアンスでしょうか。
非常にロンリープラネットっぽいのが、「歩く」選択肢を紹介しているところ。
確かに実際に歩いてみることが、熊野古道を満喫するにはベストだとは思いますが・・・さすがというべき点があります!!
先日私が訪れた際には、新宮に拠点をおき、那智駅からタクシーをつかって熊野古道の一部である大門坂から那智大社を目指しました。
その際にタクシーの運転手さんから聞いたのが、
「日本人は五分五分で大門坂から歩くか、バスかタクシーで大社まで行ってしまうが、外国人はほとんどが大門坂から歩いて行く」
という話でした。
多くのイメージとして紹介される熊野古道である「杉の間に苔のついた石畳の道」という風景を見たく、大門坂を歩くというのが一般的です。
私もそのルートを選択しました。
また新宮にある速玉大社と合わせるというプランを立てたので、結果的に那智駅を経由して行くというルートになったわけです。
先日も那智駅で外国人の方をお見かけしました。
ただ、旅記事でも記した通り、そもそも新宮から那智方面への電車は1時間〜2時間に一本。
バスの接続はなく、その時も40分ほど駅で足止めを食らうというものでした。
ですので時間がもったいないのでタクシーを呼んでしまいました。
もちろん紀伊勝浦を拠点とするならば、利便性は変わったのかもしれませんが。
では、なぜそんなに外国人は熊野古道の存在を知っているのか?
その答えの一部はこのロンリープラネットでした。
日本人向けのガイドブックよりもしっかりとした説明が書かれていますね。
その歴史から魅力まで「熊野古道とは?」を解説。
ロンリープラネットでは田辺を拠点としたルートが紹介されています。
そして、これがロンリープラネットっぽいところなのですが、
“Typical routes involve taking a bus from Tanabe, and walking for two days to Hongu, but many variations and longer of shorter trips are possible.”
「本宮まで2日間歩く」という選択肢まで紹介しているのです。
もちろん他にも選択肢があることは言っているのですが、日本のガイドブックではその様な選択肢があることをあえて紹介する様なことはしませんよね。
昔で言えば、歩くのが当然だったので、歩くことは当たり前と言われればそうなのかもしれませんが。
そして外せないのが、温泉!
湯峯温泉
わたらせ温泉
川湯温泉
また冬の間、川を一部せき止めて「千人」入れるほど大きな露天風呂「仙人風呂」。
多くの外国人観光客が日本に求めているもの、それが温泉です。
ロンリープラネットは温泉の掲載が多くされているのも特徴です。
ちなみに、今回私が泊まった「ホテルニューパレス」もロンリープラネットに掲載されています。
アクセスがよく、洗濯機も完備。
そしてとにかく部屋が広いということで、私もここをチョイス。
外国人受けがいいのも、よくわかりました。