全国スポーツ推進委員研究協議会を三重で終え、念願だった伊勢まで足を伸ばしている今回の旅。
伊勢神宮内宮参拝を終え、赤福を赤福本店でいただき、伊勢うどんを食べ。
周辺散策開始です。
伊勢神宮と一言で行っても、外宮・内宮だけではなく、伊勢市内にいくつもの別宮があります。
また、伊勢神宮とは別に多くの神社が立ち並ぶのも、伊勢特徴で魅力です。
内宮へは伊勢市駅からのバスで行きましたが、帰りは別宮とその他の神社に寄りながら、歩いて「五十鈴川駅」へ。
ちなみに、この日は19498歩でした。
まずは伊勢神宮内宮の駐車場からすぐの「宇治神社」へ。
宇治神社に祀られているのは「足神さん」として親しまれている神様で、古事記で天地が開けた時に4番目に生まれた神様とされているのです。
その名の通り、「足」に関したスペシャリスト様です。
近年ではスポーツ選手が「足が速くなる様に」や「足の怪我からの復帰」を願ってお参りする人が多く見られる様で、参道に並ぶのぼりには、多くのスポーツ選手の名前が書かれていました。
例えば伊勢市出身のマラソン選手野口みずきさんがアテネオリンピックで金メダルを獲得した際、大会前にお参りしたことで脚光を浴びました。
私もこうやって歩くことで仕事にもなっているので、足は大切。
「足の疲労平癒を祈れば必ず加護あり」と信じお参りしました。
伊勢神宮詣りとセットにさせることが多いのが、おはらい町通りからすぐの「猿田彦神社」です。
ものごとの最初“おみちびき”の大神である猿田彦大神が祀られていて「道開き(みちひらき)」のご利益があるとされています。
式年遷宮では、心御柱と御船代を作り奉るなど、重要な役割を果たしています。
週末だったということもあり、七五三の子供達も多く訪れていました。
また同じ境内には神楽や技芸の神様とされる「佐瑠女神社」があります。
芸能・スポーツ関係を始め、技芸の上達を祈る方がの参拝が絶えません。
のぼりには各分野でよく知っている名前がいくつも。
また、天津神と国津神の中を取り持った神様であることから、様々な良き良縁を結ぶ神様としての信仰もあり、私もご縁が大切な生活をしていますので、お参りをしてきました。
別宮である月讀宮へ向かう途中に「上田神社」というのを見つけ、条件反射のように立ち寄ってみました。
綺麗な草の引かれた石垣の階段でしたので、吸い込まれる様に・・・
ただ、地元の氏神様という情報意外手に入りませんでした。
御祭神は素戔嗚命、大山祇命、菅原道真公となっていると、後日わかりました。
上田神社から徒歩1分ほどのところにあるのが、内宮別宮の「月讀宮(つきよみのみや)」。
4つの御祭神が並んでいて、それぞれ
月読宮 月読尊
(つきのみや つきよみのみこと)
月読荒御魂宮 月読尊荒御魂
(つきよみあらみたまのみや つきよみのみことのあらみたま)
伊佐奈岐宮 伊弉諾尊
(いざなぎのみや いざなぎのみこと)
伊佐奈弥宮 伊弉冉尊
(いざなみのみや いざなみのみこと)
天照大御神の弟で後に行った月夜見宮の御祭神と同じです。
「月を読む」とある様に、月の満ち欠けを教える暦の神様です。
月讀宮から徒歩10分ほどで近鉄の五十鈴川駅に到着です。
伊勢市駅に戻って、そこから徒歩5分ほどのところにあるのが、外宮の別宮である「月夜見宮(つきよみのみや)」です。
御祭神は
月夜見尊
(つきよみのみこと)
月夜見尊荒御魂
(つきよみのみことのあらみたま)
内宮の別宮であった「月讀宮」と同じですが、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を一つの社殿に合わせてお祀りしています。
市街地なのですが、たくさんの木々に囲まれていて、穏やかで大変静かな場所です。
樹齢数百年という楠の木は圧巻です。
同じ敷地内に外宮の摂社である「高河原神社」が鎮座しています。
この辺りの守護神としてお祭りしているそうです。
たくさん歩いた後は、やはり甘いものですね。
赤福と並ぶ、創業安永四年という名物「へんば餅」をいただきました。
今回は本店まで行くことはできませんでしたが、伊勢市駅前にお店があり、お茶と一緒にいただきました。
実は今回、プランを立てるために伊勢周辺のリサーチをするまで知りませんでした。
丸く平らなお餅に餡子が入り、両面に焦げ目。
お餅ですがこの焦げ目のおかげで手にベタベタするようなことはありませんでした。
内宮と別宮、そして周辺の神社を一気に巡ったこの日。
ちょっと早い時間でしたが、ホテルに帰ってお洗濯。
夜はホテルで松坂牛食べ比べ膳で、三重の味を堪能しました。