一生に一度と言われてきたラグビー ワールドカップ2019日本大会。
これで終えずに、2度目3度目を目指したいと思いますが。
それでも1度チャンスが巡ってくるかわからない決勝に行ってきました。
日本大会の決勝を観戦できるなんて本当にラッキーでした。
準決勝で完全にオールブラックスを抑え、世界ランク1位として決勝へ挑んだイングランド。
4年前に日本に敗れた時と同様、今大会も黒星スタートとなり、決勝トーナメントで日本へのリベンジを果たした南アフリカ。
そして、アジア初開催となったが、台風による影響で中止となる試合が出てしまい、期間中に大規模災害が起きることとなってしまった大会としても記憶に残る44日間となりました。
3連覇のかかったニュージーランドの決勝進出は堅いと多くの人が踏んでいたのか、黒のジャージが目立った横浜国際総合競技場。
もちろんトーナメント表の巡り合わせもあるのですが、決勝はニュージーランドとイングランドと考える人が多かったのではないでしょうか?
オールブラックスの黒のジャージと着たファンも多く来ていました。
私もそうでした!
ただここがラグビーもいいところであり、面白いところ。
チームに別れることなく、ごちゃ混ぜに座席に座るのはテレビでもやっていますが、他にもどの試合でも、別に誰がどこのジャージを着ていようがお構いなし。
試合に関係のない国のジャージを着ていても、ラグビーを観戦するファンとしてみんなで盛り上がります。
特に決勝ともなると世界中のファンが世界トップの試合を楽しみに集まります。
会場も決勝ムード一色。
私も驚いたのですが、決勝用のグッズが販売されているんですね。
至る所に「ウェブ・エリス・カップ」。
新横浜駅もすっかり模様替えされ、駅に着いた時から気分は一気に最高潮!
ちょっと早いかなと思ったのですが、すでに多くの人が待ちきれずに集まっていました。
入場してからも写真を撮るのに大忙し!!
早めの夕飯も食べてなんてしていたら、あっという間にキックオフです。
試合は決勝ぽく、とにかく小さな点の積み重ね。
終わってみれば、南アフリカのプラン通りの試合になったのかなという印象です。
とにかくトライを取られずに、一瞬の隙をチャンスと捉え確実にトライを取る。
キックラグビーがブームかな?と思った今回の中で、クラシックなラグビーを貫いた南アフリカの勝利でしたね。
私的には、ハーフタイム中にリーチマイケル、ダンカーター、リッチーマコーの3人揃い踏みにものすごいテンションがあがりましたが。
南アフリカ大統領、ヘンリー王子、そして秋篠宮様ご夫妻をお越しになった決勝。
同会場で行われた02年サッカー日韓ワールドカップ決勝を上回る、同会場史上最多の7万103人が集まった会場の盛り上がりは本当に圧倒されました。
もともと多様化が進んでいるラグビー界にて、南アフリカ史上初の黒人キャプテン、シヤ・コリシがチームを率いて、予選リーグで黒星を喫したチームとしては初めてとなる優勝と、歴史的にも新しい1ページを加えて終わった今大会。
特に南アフリカにとっては人種隔離政策を撤廃し、ゆっくりではありますが、非白人率も上がってきています。
歴史は変わりつつあります。
まさしく、記憶にも記録にも残る、そんなラグビーワールドカップになったのではないでしょうか?