桜の開花から気温が下がり、長持ち傾向の今年の桜。
ここ数年は桜が早く咲いてしまい、桜が散ってしまってから開催されていた府中市の桜祭りも、今年は桜の散り始めのタイミングでの開催となり、大いに盛り上がりました。
私はというと、スポーツ推進委員とは関係なかったのですが、市のスポーツ課が出していたボッチャ体験コーナーのお手伝いを。
毎年桜通りをメインに桜祭りが開催されていますが、府中には桜がいろんな場所に。
最近有名な話になってきています、実は全国にあるソメイヨシノはもともと一本の桜の木だったという件。
それでも見る場所によって違う表情があるので、面白いですよね。
まずは府中の名山(笑)浅間山。
野鳥観察や植物観察など、市民が自然と触れ合うのには最高の小さな山です。
付近の子供達も、夏はセミなどの虫を捕まえにやってきます。
大変小さな山ですが、関東の富士見百景となっていて、ビルの合間に富士山を望むことができます。
そんな浅間山にも桜の木が植わっていて、小ぶりながらも青空に映え、鳥たちと一緒に観察できます。
府中市といえば、全国的にも有名な東京競馬場の所在地。
東京競馬場の中にも桜並木がありますが、私的にはその前にある駐車場がいい見所かと。(左上)
競馬場の高い壁からも離れていて空がしっかり見えるので、天気が良ければ青空に映える桜を見ることができますね。
桜通りと並んで、お花見に多くの人が集まるのが府中の森公園。(右上・左下)
一直線に桜の木が並んでいる並木道が、毎年本当に素晴らしい桜スポットとなっています。
今年は咲き方に若干のばらつきが見えました。
開花から気温がガクッと落ちたのは、必ずしもいいことばかりではないのでしょうか。
下の方は咲いていたのですが、上の方がかなり遅れて咲き始めたので、並木にも“隙間”が見えてしまっていました。
本当は見事な桜のトンネルになるのですが、今年はこれも若干例年とは違った点かと。
そして忘れてはいけないのが、1900年の歴史を持つ大國魂神社。
ソメイヨシノももちろんあるのですが、大國魂神社で見るべきはしだれ桜。(右下)
まだ小ぶりではありますが、大変多くの花をつける隠れた名木。
ほぼ必ずと言ってもいいでしょう。
通る人は立ち止まり、スマホやカメラを構えます。
競馬場と大國魂神社のほぼ間にあるのが、安養寺と普門寺。
(普門寺ー上 安養寺ー下)
ここの桜も見事です!
特徴的なのは、寺院の敷地内の桜のため、大きな剪定がされていないこと。
360度桜の花が咲き乱れていて、いわゆる「大きくて立派」という印象ですよ。
府中の桜も、日本各地で起きている「老朽化」は例外ではなく、部分的に桜の木の更新が進められています。
実際に切られた木の中身を見てみると、すっからかん。
倒れるかもという心配が現実だと納得せざるを得ません。
流石にその姿をみると、「お疲れ様」と見送ってあげるのも一つかと。
自然が多く残されている府中。
これからも「緑のふちゅう」を心に住民として見守っていきたいと思っています。