9月19日、26日の二日、埼玉県秩父市、地場産センターにてセミナーを行ってきました。
秩父市雇用創造協議会様主催で、「地域ブランド活用セミナー」として全5回、私含めて4人の講師によるシリーズセミナーです。
私はそのうち、2回を担当させていただきました。
厚生労働省委託事業ということもあって、目標が明確な雇用創造事業。
少しでも目標達成に活用できるお話しができていれば幸いです。
私担当の1回目は、「観光産業の将来性と求められる人材」がテーマ。
全産業の中でも観光産業は特殊な勤務形態とあって、人材の確保と定着が大変。
将来の観光産業の担い手を育むために何が必要なのか、わかりやすくお話しさせていただきました。
「ちちんぶいぶい♪」のCMや、タレントさん、林家たい平さんの活躍もあって、私が秩父へ向かうレッドアロー号の中でも、老若男女の方々が秩父へ向かっていました。
観光を一度整理し、観光のすそ野の広さを確認。
これまでの観光業の環境を見返しながら、将来性をいくつかの分野に分けて分析。
埼玉の現状を織り交ぜながらお話ししてきました。
少子高齢化、アクティブ高齢者の増加、個人客への移行と特別な旅のこだわらない旅行者層、そして忘れてはいけないインバウンドとITの観光業参入。
そして様々な業種が入り交じる観光業に必要な人材の力。
これから必要になるであろうスキルの紹介も併せてお伝えしました。
2回目のテーマは「新たな観光資源の構築」
地域全体の魅力と活力を向上させ、市内外に“秩父ファン”を増やしていくにはどうすればよいのか?
観光を軸とした地域の活性化策、地域らしさを交流につなげる為のノウハウをお伝えしました。
各地の事例や観光資源の考え方を紹介する前半と、実際に受講者さんによる観光資源発掘と意見交換会を中心とした後半の2部構成。
観光業以外の業種が観光に参入する仕組みや、観光による満足度構築、期待値の仕組みなどを解説。
後に、実際にワークとして観光資源発掘のステップを簡単に触れ、意見交換会では実際に「そんなところあるの?」という発見もありました。
やはり皆さん秩父の方ともあって、地元の方も知らない秩父を皆さま一人一人が持っていて、非常に楽しい意見交換会となりました。
また、秩父を拠点にしているものの、住まれていない方もいらっしゃって、外からの目線も加わって、正直私の想像していた物以上に有意義なものとなりました。
もちろん触りの部分しかできませんでしたが、これを皮切りに秩父の新たな魅力発見へ活用していただければと思いました。
関東の駅百選の一つである西武秩父駅をぶらぶらし、帰路へ着きました。