観光ホスピタリティコンサルタントとして、やはり2019年のラグビーワールドカップ、2020年オリンピック・パラリンピックに向けての、研修や講演会のお仕事が増えてきています。
そんな中、私の地元東京都府中市でも、2019年ラグビーワールドカップ500日前イベントとして、ボランティア・おもてなしフォーラムが開催されました。
多くのイベントが、週末である5月6日に催されてきたのですが、正式な500日前に開催されたのは、珍しいケースだと思います。
私もこれからのお仕事で皆さんと共有できるよう、勉強させていただきました。
内容に関しては、特別深堀もなく、これまでの経緯と「こうなると良いな」という展望が中心でした。
一番強く感じたのは、過去の海外での開催を事例に、目指すところを共有していたのですが、私自身海外で生活していた身としては、
「これが日本人にできるのだろうか?」
というのが一番の感想です。
天然で盛り上がり方を知っている欧米人の方々が今までやってきている事を、日本でも同じようにやろうというのは、難しいと思います。
日本では「何かをやろう」と思ったら、団体がイベントや催しを開催することになりますが、欧米では個人単位でそれをやろうとします。
お花見や海の家、季節ごとに人が集まる場所を設営する日本人に対して、欧米人は集まろうと思えばホームパーティをします。
ビール片手にラグビーを見るオージーとキゥイ。
そもそも日本でのスタジアムではアルコールの販売をするのでしょうか?
缶ビールの持ち込みは?
野球では当たり前の売り子さん、スタジアムではやるのでしょうか?
下手したらラグビー選手よりも大きい人が、海外にはザラにいます。
彼らがお酒の力で喧嘩でも始めたら、どう対処すればいいのですか?
欧米では、アルコールが販売されるクラブやバーには、必ず強固なセキュリティスタッフが配置され、暴れようものなら現場で制します。
店舗に入る際には必ずIDチェックをします。
日本の居酒屋には、そんなガードマン的な人、いませんよね。
日本人よりも老けて見える彼らの年齢を、日本ではどのように確認するのでしょうか?
未成年にお酒の販売をするなんて、当たり前のように起こってしまうのではないでしょうか?
何もない「今」は治安がいいかもしれませんが、全く違う感覚を持った人たちが「これから」たくさんやってきます。
実際に、外国人による犯罪件数が増大しています。
このままイケイケどんどん!の状態では、絶対にマズい事になる、と危機感を感じた、500日前となりました。
#500DTG
#FindRugby